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第3回支部内交流試合 結果
平成23年12月18日
愛知県スポーツ会館
平成23年12月18日、愛知県スポーツ会館で第3回支部内交流試合が開催された。
12月中旬を超えた寒さの中、幼年・小学生・中学生・一般と総勢103名の選手が参加した。
開会式前、みんな緊張気味 |
開会式 |
選手宣誓は内弟子の工藤 |
前回の支部内交流試合と比べて技あり一本を狙い上段を繰り出しながら果敢に前に出る選手が多く見られた。上段をもらってしまった選手もそこで諦めることなく技ありを取り返そうとする姿や初の試合で泣いてしまう子もいましたが最後まで諦めずに戦い抜くとても素晴らしい試合でした。上級の試合になると攻防も激しくなり体格差のある相手にも引かずに技を繰り出し技術の進歩が見られた。
えいっ!上段! |
打ち負けないぞ!! |
気持ちと気持ちがぶつかり合う! |
一般新人戦には初めて試合に出場する選手も多く、緊張がこちらまで伝わって来る。試合は相手をよく見て攻撃していて相手と技が良くかみ合い手に汗握る試合が多く試合後は全力を出し合った選手同士がお互いを讃え合い交流を深めていた。
お互い初試合 |
まあい、間合い |
ナイス!逆突き! |
上級の試合はサポーター無し、直接打撃制の迫力が伝わってくる。試合時間は3分、2分、2分、精神力・技術・体力と全てが必要になる。初めて上級の試合に出場する選手もいたがボロボロになりながらも気持ちで前に出る姿にとても感動した。試合後は満身創痍になりながらもすべてを出し切れたことで「素手素足の試合はとても楽しかった。」という感想を述べる者もいた。
上級で優勝した工藤選手は綺麗に上段を決め一本勝ちで会場を沸かるシーンもあった。
初のノンサポ |
打ち合いながらハイになってる? |
新人戦 決勝! |
試合を経験する事で、自分の実力が見えたり足りない部分が見つかった事と思います。
この経験を今後の稽古で徹底的に改善し、レベルアップして愛知県大会に向かってほしいと思います。
レポート 齋藤みず恵
上級決勝戦 |
優勝は内弟子の意地を見せ、工藤の勝利! |
表彰式 |
表彰式 |
閉会式 |
主催:鹿児島県支部
開催日:12月11日
場所:鹿児島県体育館
平成23年12月11日、遠く鹿児島の地でドラゴンカップが開催された。
出場選手858名という交流試合としては九州で最も大きいマンモス大会である。参加人数が多いだけに大会会場である鹿児島県体育館は試合開始前よりすでに立ち見が出る程の超満員であふれかえっている。
今大会には、名古屋中央支部からは河辺博之(一般上級中量級)、中川秀則(一般上級軽量級)、後藤篤(壮年重量級)、秋山みずえ(一般女子上級)の4名が出場した。
◎名古屋中央支部一番手は後藤 篤選手
■初戦: | シードにより二回戦から出場。 上段回し蹴りで技ありを取り順当に勝ち進む。 |
■三回戦: | 膝蹴りが有効に決まり相手を場外まで押し込み勝利。 |
■決勝戦: | 正面からの打ち合いで相手を終始圧倒し本戦勝利。 名古屋中央支部、最初の優勝者となる。 |
他の選手もこのよい流れに乗って欲しいと期待が掛かる。
◎続いては秋山みずえ選手
■初戦: | 前半はよかったが後半は相手の黒帯にラッシュで押し込まれ判定負け。 前半押していただけに悔やまれる。次の試合には細かいラッシュ攻撃の対策を身に付け試合に臨んでもらいたい。 |
◎一般上級軽量級に出場した中川秀則選手
■初戦: | シードにて二回戦より出場。開始早々に後ろ蹴りで技あり奪い。 その直後、突きでも技ありを取り貫禄の合わせ一本勝ち。 |
■三回戦: | 相手は全九州チャンピオンの冨高選手。 その冨高選手を相手に中段回し蹴りを有効に決め本戦勝利。 |
■決勝戦: | 相手は本大会で優勝実績があり優勝候補最右翼の松岡選手。 2年前の同大会で中川はこの相手に敗れている。その相手を技、威力で終始圧倒。残り時間20秒をきったところで相手が負傷し棄権。そのため本戦にて勝利となり前回の借りを返し見事優勝を果たした。 |
◎一般上級中量級出場の河辺博之選手
■初戦: | シードにて二回戦から出場。順当に勝ち進む。 |
■三回戦: | 他流派の強豪とガチガチのド突き合いを展開。 激しい打ち合いからスピードの乗った後ろ回し蹴りが飛び交うレベルの高い技の応酬が見られる。その攻防を制し河辺選手が本戦判定勝ち。 |
■決勝戦: | 宮崎の穴見選手。 中盤までは互角の展開でこのままズルズルと相手のペースに持ちこまれると思った後半、河辺選手の下段が有効に入り決まりだし本戦で判定勝利となった。見事、優勝は果たしたものの課題の残る一戦となった。 |
■壮年の部40歳以上 | 優勝後藤 篤 (写真左) |
■一般上級 軽量級 | 優勝中川秀則 (写真右) |
■一般上級 中量級 | 優勝河辺博之 (写真中央) |
ドラゴンカップは出場者4名のうち3名が優勝するという素晴らしい結果に終わる。
鹿児島遠征でのこの結果は、九州全土に名古屋中央支部の名前を確実に広めることとなった。 世界チャンピオンである木山仁支部長の弟子が、短期間で順調に育っていることは他支部にも刺激を与えたことだろう。将来的に名古屋中央支部から全日本チャンピオン、世界チャンピオンの逸材が出ることを切に願いたい。
レポート 齋藤充廣