押忍!
帰国し通常通り稽古指導を行っています(^^)
最近思っていることがあります。
いきなり何を言い出すの?と思うかもしれませんが、
「教えないほうが上達する!」
注)サボろうと思ってこんなことを言っているのではなく(勘違いしないで下さいね(笑))
①生徒に何も説明せずに号令をかけ動作させる。
②??説明がないのでどのように動いていいのか分からずに、うまく動けない。
③分からないので「よく見て」分かろうとする。
この時点で、教えなくても上手くできる方が出てきます。
さらに!こうやって気を引いた上に
④説明を入れてやる。
すると説明を食い入るように聞き取り吸収していく。
このように、教えないことによって、「見る目」を養い。
どのようにやるのか「興味」を引き。
「聞く耳」を作っていく。
見ているようで見ていない。
聞いてるようで聞いていない。
指導しながらこのように感じることがよくあります。
稽古指導を受けること自体にマンネリ化して「また同じ事を言っている」と聞く耳を失っていく生徒たちがいます。(思い当たる節がある生徒さんは治してくださいね(^^))
そうならないように、こんなちょっとした工夫をしています(^ー^)ノ
海外の合宿指導ですごいなと思うことは、指導の時、通訳がついているのですが、通訳の方は空手関係者ではないので、空手の専門用語並びに表現がうまくできません。よってほぼ通訳がないような状況で指導を進めていくのですが、海外の生徒達は、せっかく日本から来てくれた指導者の教えてくれることを少しでも多く身に付けようと一生懸命に稽古をします。
その結果、通訳されていない動作でも、指導したことがしっかりと身に付いているのです!
それはまさに「見る力」!
本当に真剣に「見て」いれば言葉は必要ない!
人間の「目」にはものすごい力があります!
教えない方が良い!
見る力!(目の力)
そんなことを感じています。