11月12日に秋季昇段•昇級審査会を開催しました。
今回は、午前の初中級の受審者がとても多く、午後の審査に影響しないか心配しましたが、受審した子どもたちが進行によく協力してくれてスムーズに進み、予想したよりも早く終わることができました。皆んな協力ありがとうございました。
審査会の組手にIKOセミコンタクトルールを採用し始めて数年経ちますが、初中級であっても綺麗な技の攻防技術があり見応え十分、武道空手として私の理想とする形になってきてとても嬉しく思います。
あとはセミコンタクトで身に付けた良い状態を、攻防が激しく接近での衝突が増える極真ルールにどうやってスムーズにスライドするか等、私自身、指導者としての課題があり、その研究もさらに進めて行きたいと思います。
午後の審査は昇級審査と昇段審査が行われました。
昇段審査を受審したのは服部光真くん
光真くんは各大会でたくさんの輝かしい成績を残してきた選手で、組手の実力でいうともっと早く昇段審査を受審していてもおかしくなかったのですが、どうしても身に付けて欲しい技術があり、今回まで引き伸ばしてきました。
彼は能力が人並みよりもずば抜けているがために、その必要性に気付くことの出来ない技術があり、その部分をじっくりと指導して聞かせ、稽古に取り組んでもらいました。
その甲斐もあって、普段からの稽古への向き合い方も含めて、技術の改善が見られましたので今回の受審となりました。
極真空手の昇段審査といえば10人組手という苦行を完遂しなければなりませんが、課題にしていた技術を習得したことによって苦しい場面に追い込まれながらも無事に完遂する事ができました。
できるなら誰もしたくはない苦行ですが、この10人組手という苦行を乗り越えたことを自信にして、これからのあらゆる困難に打ち克ってもらいたいと思います。
昇段審査を終えてホッと一息つきたいところですが、なんと彼は一週間も経たぬ11月17日に国際親善エリート大会に出場します。国際親善エリート大会は今年の国際親善大会で入賞した選手と世界各国から選ばれた実力ある選手のみが出場するユース選手の最上級の大会です。一週間の間に昇段10人組手と国際 親善エリート大会をこなすという、普通ではなかなかない経験(実は未だ苦行の最中かもしれません…)をしますが、もう一踏ん張り!
この大会で優勝して有終の美を飾ってもらいたいと思います!
愛知名古屋支部の会員の皆様!光真くんの応援よろしくお願いします!
がんばれ!光真!!