ブログ

2011東海地区大会 静岡県空手道選手権大会浜名湖杯

今回の浜名湖杯は、昨年の体重無差別の全日本大会で準優勝した森善十郎選手(世界大会代表)をはじめ、関東から総本部成嶋竜師範代、本部直轄浅草道場神尾師範など豪華なゲストを迎えての大会となった。
日本赤十字社チャリティーとなるこの大会では、東日本大震災の復興を願い、木山師範、成嶋師範、森善十郎選手が手に募金箱を持ち募金活動を行った。会場にて募金を頂いた皆様ありがとうございました。
当日は台風の影響で豪雨に見舞われたが、それをものともせず選手たちの熱い戦いが繰り広げられた。

午前中は型試合が行われた。
名古屋中央支部からは白砂涼、近藤魁の2名が出場し、気迫のこもった型を披露。
なかでも白砂涼は力強い型を披露し、見事「中級・一般の部」で準優勝に輝いた。

◎一般の部 中級 準優勝 白砂 涼

午後の部では組手試合が始まる前に、世界大会日本代表の森善十郎選手による特別演武が行われた。
まず各支部より選ばれた少年部の子供たちに胸を貸しスパーリングを行った。名古屋中央支部からは伊坪凛太くんが選ばれ“憧れの森選手と組手”という夢のようなひと時に興奮冷めやらぬ様子でした。
スパーリングではサービス精神も見せて下さり、時折出すダイナミックな技に観衆を魅了し驚嘆の声を上がっていた。
次の演武、型では上半身裸になり鋼のように鍛えぬかれた身体で三戦の型を披露。
型をしている森選手の身体を、日本代表監督である木山師範が竹刀を叩きつけ闘魂を注入。
全く容赦ない打撃により竹刀が壊れ観衆はド肝を抜かれた。
演武後にはワールド空手の編集長と静岡西遠支部石黒師範からインタビューがありトレーニング法とかプライベートのことなど、選手へのアドバイスになる言葉や、石黒支部長の質問では笑いも巻き起こっていました。
演武終了後、組手の部に入った。入賞した選手の試合内容は以下の通り

◎一般上級の部 準優勝 河辺博之

■2回戦: 同門の後輩、工藤拓朗から上段廻し蹴りで技有りを奪い快勝。
■準決勝: 2回愛知県大会で苦杯をなめた川瀬健太郎選手と対戦。持ち前の強い突き、重い下段廻し蹴りを効かせ優勢勝ち。
■決勝戦: 相手は大柄な体格を活かし圧倒的強さで決勝に勝ち上がってきた和田翼選手。
和田選手が184cm85kgに対し、河辺は164cm77kg。
リーチ、体重共に相手の方が勝っているが、それをものともせず河辺が果敢に前に出る。
時間が経過していくごとに河辺の攻撃が効き和田選手の表情が曇る。
試合時間残り10秒を切り、最後の力を振り絞り激しく打ち合う両者。
誰もが河辺の優勝を確信しつつある矢先、和田選手が放った右上段回し蹴りが河辺の頭部をかすめた。
その瞬間マットに崩れ落ちる河辺。信じられない衝撃の光景に場内は静まりかえり、河辺は立ち上がる事が出来ず一本負けを喫してしまった。
今回の結果は残念な形に終わったが、河辺の試合内容は今後の活躍を確信させる素晴らしい闘いぶりだった。
この悔しさをバネに6月に行われるウエイト制で活躍してもらいたい。

◎幼年の部

優勝 渡邉憲信 常に前に出る強気の組み手で終始試合をリード。嬉しい初優勝!

◎小学男子新人戦1年の部

準優勝 近藤魁 長いリーチを生かした前蹴りで試合を有利に運び決勝進出。
決勝では終盤、相手に手数で上回られて惜しくも判定負け。

◎小学男子初中級の部

準優勝 中川諄也 強烈な突きと中段廻し蹴りで勝ち進む。
準決勝では同門の伊坪晃志を破り決勝進出。
決勝は序盤攻勢に出るが、終盤に盛り返され惜しくも準優勝。

入賞者 集合写真

入賞者 集合写真

白砂 涼<

白砂 涼

左から河辺博之、近藤 魁、渡邉憲信、中川諄也

左から河辺博之、近藤 魁、渡邉憲信、中川諄也

入賞したみなさん、おめでとうございます!!
応援団のみなさん、お疲れ様でした。

2013.11.27|大会結果