第4回愛知県大会
東北・関東を襲った東日本大震災から2日後、愛知県名古屋市にて、2011年極真会館東海地区の初陣を飾る第4回愛知県大会が、早春の3月13日に開催された。
午前10時から行われた予選試合開始宣言で、亡くなられた被災者のご冥福を祈って会場の全員で黙祷が捧げられ、続いて大会実行委員長の木山仁・名古屋中央支部長から「被災地、被災者へのチャリティー大会とし、募金箱を会場に設置しますので、どうかご協力よろしくお願いいたします」と挨拶があった。大会の休憩時間にも木山支部長自ら募金箱を持って会場を回り、観客や関係者に募金を呼びかけた。集まった義援金は後日、大会後援の中日新聞社を通じて被災地に送られた。



名古屋中央支部の期待の星、河辺博之だがセルゲイの止まらない圧力の有る攻撃に打つ手がなく、体力を奪われ失速、判定5-0の惨敗を喫した。反対の山から上がって来た中川は、序盤は野村からポイントを奪い、この流れで進めばと思ったものの野村は脅威の粘り見せ、延長戦に入りスタミナに勝る野村に軍配が上がった。名古屋中央支部の両選手、技術的には引けを取らないものの、勝負に対する執念のなさか?稽古での追い込みが足りないのか?どちらにしてもメンタル面での課題を浮き彫りにした。

